自分でも、介護の仕事ができるのかな?
どんなところなのかな?
続けていけるのかな?
いろいろな疑問・質問をまとめました。是非ごらんください。
社会福祉事業を行うことを目的として社会福祉法の定めるところにより設立された法人のことを社会福祉法人と言い、利潤を追求しない非営利法人です。
◇ 社会福祉法人の特徴
『公共性』 : 地域福祉の充実・発展を役割としています。
『非営利性』 : 利潤の追求は行っていません。
『安定性』 : 持続性のある事業を行っています。
特にサービスを必要とする人々が入所することによって利用する第1種社会福祉事業(特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、ケアハウス等)については、公共性及び利用者保護の必要性が高く、原則として、国、地方公共団体又は社会福祉法人しか経営ができません。
社会福祉法人『瑞穂会(みずほかい)』は、法人開設以来30年近くに渡り、岡崎市内5か所で、高齢者福祉サービスを担っています。現在職員は260名以上に達しています。
下記の沿革・概要をご覧ください。
◇ 沿革
平成9年6月 : 法人認可・登記
平成10年7月 : 特別養護老人ホーム「やはぎ苑」およびケアハウス「やはぎ苑」を開所。併設〔ショートステイ・デイサービス・在宅介護支援センター〕
平成12年4月 : やはぎ苑ヘルパーステーションを開設
平成15年4月 : グループホーム「かみさの家」を開所
平成16年7月 : 特別養護老人ホーム「くわがい」を開所。併設〔ショートステイ・デイサービス(現在廃止)・居宅介護支援事業所(現在廃止)〕
平成18年4月 : やはぎ苑地域包括支援センターを岡崎市から受託
平成22年10月 : 小規模特別養護老人ホーム「第二やはぎ苑」を開所。併設〔小規模多機能型居宅介護支援〕
平成28年4月 : はしめ地域包括支援センターを岡崎市から受託
平成29年5月 : 小規模特別養護老人ホーム「第三やはぎ苑」を開所
◇ 事業内容
・ 特別養護老人ホーム「やはぎ苑」(定員80名・従来型)
・ 特別養護老人ホーム「くわがい」(定員90名・ユニット型)
・ 小規模特別養護老人ホーム「第二やはぎ苑」(定員29名・ユニット型)
・ 小規模特別養護老人ホーム「第三やはぎ苑」(定員29名・ユニット型)
・ ショートステイ「やはぎ苑」(定員20名) ※現在5名で対応中
・ ショートステイ「くわがい」(定員20名)
・ 「やはぎ苑」デイサービスセンター(定員30名)
・ 「やはぎ苑」ヘルパーステーション
・ 「やはぎ苑」居宅介護支援事業所
・ 「やはぎ苑」地域包括支援センター
・ 「はしめ」地域包括支援センター
・ 「やはぎ苑」小規模多機能型居宅介護(登録定員29名)
・ ケアハウス「やはぎ苑」(定員15名)
・ グループホーム「かみさの家」(定員18名)
令和2年6月1日現在、法人全体では264名の職員が働いています。そのうち、介護職員は、173名です。
次に年齢構成についてですが、法人全体の正規職員の平均年齢は40代前半、正規介護職員の平均年齢は30代後半です。
また、各部署の主任クラスの年齢は、30代後半から40代前半、介護の現場のフロアー主任、ユニットリーダーは、20代後半から40代前半で、30代が最も多くなっています。
私とあなたは、生まれてからの生活環境や、今の生活環境、「こうしたい」という思いや価値観など、違っていると思います。
お年寄りもそれは同じです。おひとりおひとり、身体状況や疾病はもちろん、生い立ちや今の生活環境、「こうしたい」という思いも違います。
そうしたおひとりおひとりに合わせたケアをしていくための仕組みを「ユニットケア」と呼びます。
以下の3つ(ハード・ソフト・システム)が、三位一体となって機能することで、ユニットケアが実現されます。
『ハード』 : 個性や生活のリズムを保つための個室と、他の利用者との人間関係を築くためのリビングなどの設備や環境
『ソフト』 : 小グループごとに配置された職員による、利用者一人ひとりの個性や生活のリズムに沿ったケアの方法
『システム』 : 個別ケアができる職員体制(勤務)や各種記録物など
令和2年6月1日現在、「瑞穂会」には75名の正規介護職員がいますが、このうち介護福祉士の資格のある職員は57名(約76%)で、残りの18名はヘルパー資格などを有しています。
また、入職時には無資格であっても、入職後に「認知症介護基礎研修」など資格取得の支援を行っています。
重要なのは、資格の有無より、例えば「人と接することが好き」、「人の役にたちたい」といった、福祉に対する思いです。
また、施設に勤めながら、様々な技術・知識を身につけ、更に上位の資格を取得する職員も多くいます。
瑞穂会では、資格取得に必要な費用の助成や、勤務上の配慮など行っています。
新卒職員の初任給は、以下の通りです。
≪高校卒≫ 194,941円 (基本給142,000円、特殊業務手当19,600円、調整手当9,696円、夜勤手当23,645円)
≪短大・専門卒≫ 202,711円 (基本給149,000円、特殊業務手当19,600円、調整手当10,116円、夜勤手当23,995円)
≪大学卒≫ 224,754円 (基本給164,000円、特殊業務手当24,400円、調整手当11,304円、夜勤手当25,080円)
※夜勤は5回行った場合です。
※中途採用者(転職者)の場合は、経験年数を加算します。
その他に、資格手当(介護福祉士5,000円)、通勤手当(上限21,500円)、該当者に住居手当(上限26,500円)、扶養手当、残業手当等があります。また、年1回3,000円から5,000円の昇給があります。
なお、賞与は、年間で基本給+特殊業務手当の合計の4.0ヶ月~4.4ヶ月分支給されます。
ただし、採用初年度は採用月により満額支給されません。
この給料が高いか、安いかの判断は、皆さんにおまかせします。
また、将来の不安もあるかと思いますので、下記、「モデル年収」を参考にしていただければと思います。
☆新卒者Aさん(32歳、大卒・勤続10年、介護福祉士) : 年収5,037,000円
☆新卒者Bさん(36歳、専門卒・勤続15年) : 年収5,376,000円
☆転職者Cさん(45歳、高卒・勤続10年) : 年収4,636,000円
☆転職者Dさん(40歳、専門卒・勤続15年) : 年収5,562,000円
福祉医療機構退職共済制度に加入しています。
掛金は法人が全額負担しており、本人負担はありません。
1年以上勤務して退職した場合に支給されます。
早番 7:00~16:00
日勤 8:00~17:00
遅番A 10:00~19:00
遅番B 12:00~21:00
夜勤A 16:00~翌日9:00
夜勤B 22:00~翌日7:00
の各勤務形態をローテーションでまわします。
なお、施設により、多少勤務形態が違います。
新人研修には、特に力をいれています。
それは、要介護状態の方を対象にしたお仕事だからです。
介護する側が、自身の介護に不安を持ったままだと、介護される側のご利用者は、もっと不安になってしまいます。
だからこそ、自信を持って介護ができるように、ていねいに新人研修を行っています。
ご利用者おひとりおひとりに合わせたケアをするのと同様、職員ひとりひとりに合わせた研修を心がけています。
この問題は個人差が大きいと思いますが、ある程度体力が必要なことは事実かと思います。
無理な姿勢での介護により腰を痛める場合もありますので、大柄のご利用者に対しては2人介助、また、スライデイングボード・スライデングシート等の福祉用具を使って負担の無い移乗方法や入浴介助の研修も行っています。
どんな仕事も同じですが、まずは自身の健康や体を整えておくことは大切です。
年間10日以上有休休暇が付与されている職員は、そのうち5日以上の取得が出来ています(取得が義務になっています)。
また、1年に1度、5連休を取ることが出来ます。
法人独自の休暇制度として、リフレッシュ休暇が年に6日間あり、取得を積極的に推奨しています。
残業の主な原因は記録にあると思います。
記録に時間がかかり、帰る時間が遅くなる場合があります。(ほとんど残業をせずに帰る職員もいます。)
記録の時間を設ける、記録の簡略化を図ったり、電子化をしたり等工夫しながら、原則として残業しないように配慮したいと思います。
また、職員の急な欠勤、ご利用者の急変時の対応、会議・委員会への出席等により残業する場合もあります。
このように理由が明確な場合は残業手当を支給します。
委員会等についてはあらかじめ開催日が決まっていますので、勤務表作成時に公休日にならないよう配慮しています。
しかし、全体会議、ユニット会議等については、公休日に会議に出席してもらう場合があります。
特定の職員にかたよらないように配慮しますので、勤務が不規則という性格上、ご理解いただきたいと思います。
希望休は、原則月2日出すことができます。
ただし、自己研修(資格を取るための研修、通信教育のスクーリング等)に参加する場合等は、希望した日に休みが取れるように配慮します。
介護の仕事はチームケアです。お互いに理解しあい、協力しあうことが最も大事なことだと思います。
夜勤の回数はユニットによって違いますが、1月あたり5回~6回です。
ユニット型施設の介護職員の一番の不安は夜勤だと思います。
瑞穂会では少しでもこの不安を取り除くために、看護師とのオンコール体制の整備、緊急時の対応の研修等を継続的に行っています。
また、精神面のフォロー体制にも力を入れています。
自分の学校の先輩がいるということは、大変心強いかと思います。
≪大学≫
日本福祉大学、愛知みずほ大学、愛知学泉大学、名城大学、名古屋女子大学、名古屋大学、愛知大学、同朋大学、中京大学、中京女子大学、中部大学、名古屋学院大学、名古屋外国語大学、明治大学、明治学院大学、東洋大学、岐阜経済大学、東京福祉大学、西九州大学、国士舘大学、龍谷大学、立命館大学、神戸大学、宇都宮大学、鈴鹿医療科学大学
≪専門学校・短大≫
岡崎商業高等学校、中部福祉保育医療専門学校、日本福祉大学中央福祉専門学校、ナゴノ福祉歯科医療専門学校、あいち福祉医療専門学校、保育・介護・ビジネス名古屋専門学校、名古屋平成看護医療専門学校、愛知医療学院短期大学、岡崎女子短期大学、愛知学泉短期大学、名古屋女子大学短期大学部、名古屋文理大学短期大学部、名古屋文化学園保育専門学校、山本学園情報文化専門学校、田中千代服飾専門学校、中日本自動車短期大学、愛知県立女子短期大学、名古屋学芸大学短期大学部、岡崎看護専門学校、田原福祉専門学校、日本福祉大学高浜専門学校、県立愛知看護専門学校
≪高校(新卒者)≫
岡崎商業高等学校、幸田高等学校、岩津高等学校、岡崎城西高等学校、安城生活福祉高等専修学校、愛産大三河高等学校、、岡崎学園、宝陵高等学校
介護の仕事はチームケアです。
良いケアはこのチームの人間関係が非常に大きく影響します。
くわがい、第二やはぎ苑、第三やはぎ苑では、1チーム10名前後(パートさんを含む)の職員で2ユニットのご利用者の皆さんのお世話をします。
このチームの一員になる新人にとって、人間関係は最も大きい不安だと思います。
怖い人がいるのではないか、派閥があるのではないか…… では、この質問に対する答えですが、「ご自身の目で確かめてください」になると思います。
施設の雰囲気を見ていただければ、職員が笑顔で働いているか等、普段の人間関係を感じとっていただけると思います。
社会福祉法人瑞穂会は、岡崎市内に「やはぎ苑」、「くわがい」、「第二やはぎ苑・第三やはぎ苑」という3つの拠点を中心に事業展開をしています。
転勤については、主任・リーダークラス以上を除けば原則ありません。
ただし、本人が希望(通勤・家庭事情の関係、他施設を経験したい等)する場合、施設運営上の必要性や組織の都合で異動をすることもあります。
採用後、介護福祉士や社会福祉士、介護支援専門員等の資格を取った職員はたくさんいます。
法人としても介護職員実務者研修受講料の半額、たんの吸引研修にかかる費用の全額の資格取得の研修に参加できるよう、できるだけの配慮をします。
女性の多い職場ということもあり、産休・育休等の制度は充実しており、現在育児短時間勤務の制度を利用して、仕事と育児の両立を図っている職員もいます。
また、介護休業制度も同様で、実際に取得の実績もあります。
男性職員の育児休業取得の実績もあります。
育休を取得した職員からの報告(愛知県への報告)をこちらからご覧いただくことができます。
瑞穂会各施設では、入居されている皆さんの生活の場であること、また、案内させていただく職員の勤務都合もありますので、事前に電話予約をお願いします。
なお、時間は原則午前9時~午後5時の間でお願いします。(土・日・祝日も可)
ご希望の施設へご連絡ください。